Vercelのカスタムドメインで Invalid Configuration が消えない:AレコードのIPが古いのが原因だった
DNS伝播待ちだと思って何時間もリロードし続けた。原因はIPが古かっただけだった。
カスタムドメインを取得して、Vercelのダッシュボードに設定した。ネームサーバーではなくAレコードで設定する方式を選んだ。記事やStackOverflowを参考にAレコードに 76.76.21.21 を設定して、あとはDNS伝播を待つだけだ——そう思っていた。
1時間後もステータスは「Invalid Configuration」のままだった。
疑ったこと
まずDNS伝播を疑った。お名前.comの設定が反映されるまで最大72時間かかることはある。dig コマンドで確認したら、Aレコードには確かに 76.76.21.21 が刺さっている。設定自体は完了している。なのにVercelに弾かれる。
次にTTLを疑った。短くしてみたが変わらない。ネームサーバー設定と混在しているのかとも思ったが、そういう問題でもなかった。
数時間格闘して、ふとVercelの公式ドキュメントを直接開いた。
原因:Vercel側がIPを変えていた
VercelのドキュメントにはAレコードに設定すべき現行IPが書いてある。
216.198.79.1
あちこちのブログや記事で見かける 76.76.21.21 は古いIPだった。Vercelはある時期にAレコードのIPを更新しており、古いIPを設定するとVercel側が「知らないIPから来ている」と判断して弾く。
76.76.21.21 の記事は今も検索上位にたくさん出てくる。しかもAレコードへの反映自体は正常に完了するので、「設定した→dig確認OK→でも弾かれる」という状況が生まれる。伝播の問題ではないから、待っても解決しない。
対処
お名前.comのDNSレコード管理画面でAレコードのIPを 216.198.79.1 に変更する。それだけだ。
変更してから数分でVercelのダッシュボードが「Valid Configuration」に変わった。
まとめ
Vercelでカスタムドメインを設定するとき、AレコードのIPは必ずVercelの公式ドキュメントで確認する。
古い記事を参考にするとIPが変わっていることがある。76.76.21.21 は動作しない可能性がある。2026年6月時点での正しいIPは 216.198.79.1。
なお、VercelはAレコード方式よりもネームサーバー方式を推奨している。自分でDNSを管理したい理由がなければ、ネームサーバーをVercelに向ける方がトラブルは少ない。
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