開発2026-06-04
Vercelのカスタムドメインで Invalid Configuration が消えない:AレコードのIPが古いのが原因だった
DNS伝播待ちだと思って何時間もリロードした。原因はAレコードに設定したIPが古かっただけだった。
VercelにカスタムドメインをAレコード方式で設定したら、ステータスが「Invalid Configuration」のまま変わらない。DNS伝播を待っても解決しないときの話。
事象
- カスタムドメインをAレコードでVercelに設定した
- 多くの記事を参考にAレコードへ
76.76.21.21を設定した digで確認すると指定したIPは正しく刺さっている(DNS設定自体は完了)- それでもVercel側のステータスは「Invalid Configuration」のまま
- 1時間以上待っても、TTLを短くしても変わらない
原因
参考にした 76.76.21.21 は古いIPだった。
Vercelはある時期にAレコード用のIPを更新している。古いIPを設定すると、DNSとしては正しく解決できても、Vercel側が「自分の知らないIPに向いている」と判断して弾く。これは伝播の問題ではないので、待っても直らない。
76.76.21.21 は今も多くの記事で検索上位に出てくる。さらにAレコードへの反映自体は正常に終わるため、「設定した → dig確認OK → でも弾かれる」という状況になり原因に気づきにくい。
解決策
AレコードのIPを、Vercel公式ドキュメントに記載の現行IPに変更する。
216.198.79.1
DNS管理画面(お名前.com等)でAレコードのIPをこの値に変更すると、数分でVercelのステータスが「Valid Configuration」に変わる。
補足
- AレコードのIPは必ずVercel公式ドキュメントで確認する。古い記事の値は失効している可能性がある(2026年6月時点の正しいIPは
216.198.79.1) - VercelはAレコード方式よりネームサーバー方式を推奨している。自分でDNSを管理する理由が特になければ、ネームサーバーをVercelに向ける方がトラブルは少ない