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開発2026-06-06

GSC Indexing API 用サービスアカウントを「オーナー」に追加できない:GSC の UI 制限と回避策

Indexing API を使おうとしてサービスアカウントを GSC に追加しようとしたが、オーナーとして追加できなかった。GSC の UI 制限と、サイトマップで代替できる理由をまとめた。

GSC Indexing API をセットアップしようとして、サービスアカウントを GSC のオーナーに追加する手順でつまずいた話。

事象

  • Google Cloud でサービスアカウントを作成し、Indexing API の認証情報(JSON キー)を取得した
  • GSC の「設定 → ユーザーと権限」でサービスアカウントのメールアドレスを追加しようとした
  • 「オーナー」権限では追加できない。UI に制限がある

原因

GSC の「ユーザーと権限」画面では、サービスアカウントを「オーナー」として追加することができない。これは GSC 側の仕様。オーナー権限の付与は Google アカウント(人間のアカウント)に限られている。

Indexing API のドキュメントには「サービスアカウントをサイトの確認済みオーナーに追加する」と書かれているが、この「確認済みオーナー」への追加は GSC の通常の権限管理 UI からではなく、Google Search Console の「サイトの確認」経由で行う。

解決策

Search Console のサイト確認フローから委任オーナーとして追加する。

  1. Google Search Console の対象プロパティを開く
  2. 「設定」→「所有権の確認」→「確認方法の詳細」
  3. 「確認済みオーナー」のリストにサービスアカウントのメールアドレスを追加する

この方法で追加されたサービスアカウントは「委任オーナー」として Indexing API を使用できるようになる。

そもそも普通のブログには Indexing API は要らない

ここまで書いておいてなんだが、通常のブログでこの API を常用する意味はあまりない。

理由は対象が限定されている点にある。Google が Indexing API の公式サポート対象としているのは、JobPosting(求人)と BroadcastEvent(ライブ配信)の構造化データを持つページだ。寿命が短く、消えたら速やかにインデックスから外したいページを想定した API であって、一般のブログ記事での利用を Google が正式に推奨しているわけではない。

通常のコンテンツサイトなら、やることはサイトマップを正しく送信しておくことに尽きる。

  • サイトマップを送信済みなら、Googlebot は定期的にクロールする
  • 新規記事の発見も削除の反映も、急がなければサイトマップ経由で足りる
  • API を叩くより、サイトマップと内部リンクを整える方が効く

「インデックスが遅い」と感じたときに手を出したくなる API だが、対象外のページに使っても狙った効果は保証されない。まずサイトマップ側を疑うほうが筋がいい。

補足

サービスアカウントの追加に成功すると、そのアカウントで https://indexing.googleapis.com/v3/urlNotifications:publish に POST リクエストを送り、ページのインデックス登録・削除をリクエストできる。

クォータには注意が要る。既定の上限は 1 日あたり 200 リクエストだ。バッチ送信を使えば 1 リクエストに最大 100 URL をまとめられるが、これを「200 × 100 = 1 日 2 万 URL いける」と読むのは早い。バッチの上限はあくまで 1 回のリクエストでまとめられる数の話で、現実に投げられる URL 総数の感覚は思ったより限られる。大量送信を前提に設計するものではない、と捉えておくほうが安全だ。

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